著者紹介:博士の就職・ポスドクの転職(ポスドク就活ライフ)
ポスドクや博士課程をやめて研究生活から一般就職を目指す方の応援サイトです。 ポスドク6年やってから民間就職した自分の経験に基づいて、 ポスドク・院生向けにアドバイスを書いています。 |
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博士の就職・ポスドクの転職・
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著者日記 東大の天文学科で天文学を学んで、 学部・大学院の修士・博士と当たり前に進学し、ミレニアムの年に博士を取得しました。 その後、東大→名古屋大→京大と、旧帝大を西へ西へと渡り歩き、途中学振したりで、 3つのポストを渡り歩いて6年間ポスドクとして研究生活を送りました。 学部の定員が前年の倍近くに増えて翌年の世代です (数年前まで6人程度だったのが10人程度になり、最終的に私の一つ上の代から20人程度に。 学振DCも少し上の世代は大半が通ってたけど僕の世代では確率は2割程度に減りました)。 大学院重点化に向けて徐々に増え始めた大学院の定員が、 重点化でMaximumに達したタイミングでの大学院進学。 もともとポストを得るのが難しい分野で、東大以外でも徐々に大学院重点化が行われ、 はたまた物理系の人とも競合しなくてはならず、 当然ですが、学位(博士)取得者全てがポストを得られるわけはなく。。。 ポスドク1万人構想やポスドク2万人構想によってポスドクの口は増えたけれど、 少子化や予算削減のあおりで助手(助教)のクチは減ってしまい、 なおかつ上の人の定年はどんどん延長され、一番困った世代です。 ちょっと賢い人は要領良く早々に業績を上げた挙句口八丁手八丁で早めにポストに就くか、 あるいは天文業界から抜け出すかしています。 しかし、私は研究一筋まじめに過ごして気が付いたら殉教者的に高齢ポスドクになってました。 天文で理論系の就職は特に厳しいのは最初から分かっています。 それでも、それなりの年と経歴を経て、そしてささやかながらもそれなりの業績をあげて、 しかしそれでも職(パーマネントポスト)が無いというのは実際つらいものです。 パーマネントポストはおろか来年の居場所もままならない状態では結婚もできないし、 生活も楽でなく育英会の借金も800万円近くなってしまいます。 ひたすら書きまくった履歴書は何十通か、100はいってないだろうけどそれに近いです。 正直、公募書類を書く時間を研究に充てていたら もっと研究もできたでしょう。 職場の人間関係に苦しむこともなければ、もっと研究できたでしょう。 しかし苦労は果てしなくしても、なかなか将来は見えてきません。 ポストを得るために、教育実績を作るために積極的に非常勤講師を務めたり 要求されるがままに(あるいは自ら進んで)義務でもなんでもない雑務に邁進したり 普及啓蒙活動に注力したりもしました。 それでも、ポスト(パーマネント常勤職もしくは任期付き助手以上の職)を得るのは難しく。。。 しかしながら、それでも次のポスドクのお誘いはいくつかあったのですが (学振などは別として、ポスドクが決まるのって遅いですよね。 機関研究員だと2月とか3月とか。予算の都合なのか下手すると4月以降に)、 任期切れ2ヶ月半前に転職を最終決断しました。 その可能性は1年前から考えてはいましたし、 進路に関する視野は最後の最後に急激に広げはしました。 しかし、正直転身を考えるなら遅かったくらいだと思います。 同じような境遇の人々の参考になればと思い、本ページを公開しています。 ちなみに専門は、MHD(電磁流体力学)・磁気リコネクション・太陽・銀河・地球磁気圏・粒子加速・ 大規模数値シミュレーション。 現在は、流体をネタに会社員をしています。 博士の就職・ポスドクの転職・ 転職活動の記録・ 入口・ 著者日記 Job_Hunter: 研究やめて民間就職・ 博士・ポスドク関連の報道記事 |
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