日本がもし100人の天文学者の村だったら

日本がもし100人の天文学者の村だったら (正確には天文学会員の村だったら)
村人の会員種

村人のうち、39人が天文学会の正会員、 10人が学生会員、残りの51人が準会員です。

村人の年齢

村人のうち、49人が30才以下です。

そして、62人が35才以下で、 71人が40才以下です。

村人の性別

村人のうち、92人が男性です。

女性は8人だけしかおらず、そのうち5人は大学院生です。

村人の身分

村人のうち、38人が大学院生です。 そのうち、23人がマスターの院生(うち男20人、女3人)で、 15人がドクターの院生(うち男13人、女2人)です。

また3人がOD(男2人、女1人)で、 7人がポスドク(男6人、女1人)です。

39人が研究職に就いています。 そのうち14人は助手で、13人は講師または助教授で、12人は教授です。 彼らは全員男性です。

また、5人が公共天文台等(男4人、女1人)で、 2人が教育関係(男2人、女0人)で働いています。

毎年11人か12人が村にやって来ます。

そのうち6人か7人は2年間で村を去ります。 残りの5人は5年間を村で過ごします。

パーマネントのポストに就いているのは、46人。 毎年1人か2人が退職して村を去ります。

ドクターの院生は毎年5人卒業します。 しかし、就職できるのは毎年(たったの)1人か2人です。 残りの3人か4人は、村に残ることはできません。

村人の所属先

村人のうち、23人が国立の機関で研究しています。 そのうち、15人が国立天文台、7人が宇宙研、 1人がそれ以外の研究所で研究しています。

そして、68人が大学・大学院にいます。 そのうち、47人が理学部、5人が理工学部、4人が教育学部、 3人が工学部、2人が総合学部、別の2人が附属の研究所に所属しています。

さらに、3人が公共天文台、2人が科学館等で働き、天文の普及も行なっています。

高専と小中高校の先生も1人すついます。

また、7人いるポスドクのうち、 2人は国立天文台、2人は大学の理学部に所属しています。

14人いる助手のうち、 7人は国立天文台、4人は大学の理学部に所属しています。

38人の大学院生のうち、29人が理学部、4人が理工学部に所属してます。

村人のうち天文学会正会員の所属先

村人の中の39人の正会員だけ見ると、 15人が大学関係で研究しています。

6人が国立天文台で、2人が宇宙研で、 3人がその他の国立の研究所で研究しています。

そして、2人が公共天文台等で、3人が学校関係で仕事をしています。

3人が一般企業で働いています。

また、1人は外国で研究しています。

村人の研究手法

村人のうち、39人が観測屋、32人が理論屋、9人が機器開発屋、 5人が実験屋、2人がデータ解析屋をしています。

このうち25才から29才だけみると、 10人が観測屋、8人が理論屋、2人が機器開発屋、1人が実験屋です。

30才から34才では、 6人が観測屋、5人が理論屋、1人が機器開発屋、1人が実験屋です、

35才から39才では、4人が観測屋、3人が理論屋、1人が機器開発屋です。

ドクターの院生のうち、 7人が理論屋、5人が観測屋、2人が機器開発屋、1人が実験屋です。

7人のポスドクのうち、3人は理論屋、3人は観測屋です。

村人の研究テーマ

村人のうち、11人が銀河天文学を研究しています。

そして、10人が太陽系を、べつの10人がX線天文学を、 9人が電波天文学を研究しています。

7人が恒星を、6人が太陽物理学を、別の6人が赤外線天文学を研究しています。

5人が星形成(+星間ガス)を、別の5人が宇宙論を、 さらに別の5人が天体物理学(+宇宙物理学)を研究しています。

また、4人が高エネルギー天文学を、3人が一般相対論を、 別の3人が宇宙プラズマ(+天体プラズマ)を研究しています。

さらに、それぞれ2人ずつが、降着円盤と天体力学とガンマ線天文学と天文教育普及 を研究しています。

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沢さん(愛教大)の1999年の 天文学者人口調査の結果をもとに人数を計算しました。 このページの元になった情報は大学院重点化直前の1999年のものなので、 今(2007年)ではだいぶ事情も違うんでしょうね。

でもね、世の中天文学者ばかりになったら、絶対滅びます。


日本がもし100人の天文学者の村だったら

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